社畜主婦の挑戦

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【アニメ感想】「どろろ」を見ました

アマゾンプライムで「どろろ」を見ました。

 

手塚治虫の漫画が原作の伝奇的な物語です。手塚作品はいくつか読みましたが、どろろは読んでいませんでした。ただ、アニメを見ていて

  • 命の優劣について考えさせられる
  • 後味の悪い話もある (悪い意味でなく、登場人物を成長させるための話)

という点で手塚作品らしさを感じました。原作から改変があったとしても上手くできたのではないかなと思うほどに、作品へのリスペクトを感じさせる内容でした。

 

以下、少しネタバレを含みます

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どろろと百鬼丸。見る前どろろだと思っていたキャラは百鬼丸でした。笑

作画

キャラクターはいわゆる手塚風の絵柄ではありませんでしたが、今風に丁寧にデザインされています。最終回まで特に絵が乱れることもなく、戦闘シーンもカッコよく描かれていました。

 

声の演出

主人公どろろの声優は鈴木梨央さん。聞いたことのない名前だなと思ったら、14歳の女の子で、子役として活躍している方みたいです。ベテラン並にお上手!中性的な声がぴったりでした。今後の声優としての活動に期待できますね。

 

そして百鬼丸の声は鈴木拡樹さん。こちらも聞いたことが無いな〜と思っていたら、舞台中心に活躍されている俳優さんのようです。百鬼丸は初めは耳も聞こえず声も出せない状態でした。声にならないような声から始まり、叫んだり話したりするようになるまでの絶妙な演技は素晴らしかったです。これからも声の演技やってほしいと思いました。

 

物語展開

序盤わりとテンポよく、ダレることなく話が進んだので話に入り込みやすかったです。中盤で百鬼丸の葛藤にたっぷり時間をかけた形になりました。この物語はここが肝なので確かに時間をかけるべきなのですが、ラスト二話くらいが駆け足であっという間に終わってしまいました。ラストにももう少し時間をかけても良いかなあと思いました (特に弟と和解するところ)。

 

感想

何をしても取り戻せない過ちを犯したうえでそれを抱えながら生きていく、という形のハッピーエンドでした。鬱エンドになるのではないかとハラハラしていたので私にとっては良い落とし所でした。こういったラストに誘導していくのは難しいと思うんですが自然な流れだったので、人にオススメできるレベルの良い作品だったと思います。

後日談、というほどのものではありませんが、ラストにどろろが女の子らしく成長した姿が少し映し出されました。願わくばもう少し見たかった・・・!

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